北海道旭川市の繁華街「さんろく街」で起きた雑居ビル火災をめぐり、警備員の向口洋昭が非現住建造物等放火の疑いで逮捕・送検されました。火災が起きたビルには、当時、向口が経営していた居酒屋も入っていたとされ、警察は保険金目的の可能性を視野に調べています。本人が「火をつけました」と供述している点に加え、防犯カメラの解析から約9か月後に逮捕に至った経緯も注目されています。
向口洋昭は何をしたとされているのか
逮捕容疑は、2025年11月19日午前3時30分ごろから午前8時ごろまでの間に、旭川市3条通6丁目の木造2階建て雑居ビルへ何らかの方法で火を放ち、建物を全焼させたというものです。HTB北海道ニュースなどの報道では、隣のビルの外壁にも延焼したとされています。火災によるけが人は確認されていません。
当時のビルには1階に2店舗、2階に3店舗の計5つの飲食店が入っていました。深夜から早朝にかけての火災だったため、営業中の時間帯とは異なっていましたが、複数の店舗が入る建物を全焼させたことで、周囲の建物や通行人にも危険が及びかねない状況でした。容疑名は、人が住んでいる住宅ではない建物を対象とする「非現住建造物等放火」です。
「火をつけました」と認めた供述と逮捕までの経緯
警察は、現場周辺の防犯カメラ映像を解析したほか、関係者から聞き取りを進め、向口の関与が強まったとして2026年8月29日に逮捕しました。捜査には火災からおよそ9か月を要しており、出火時刻前後の行動や現場への出入りが映像などから確認されたとみられます。
向口は警察の調べに対し、「火をつけました」と容疑を認めていると伝えられています。ただし、現時点で火をつけた具体的な場所や方法、準備の有無までは明らかになっていません。火災の発生原因が自然な失火ではなく、本人による放火だったのか、どのような経路で建物内に入り、出火後にどう移動したのかが捜査上の重要な確認点になります。
自身が経営する居酒屋が入るビルだった点
今回の事件で特に焦点となっているのが、向口が当時、火災現場の1階で居酒屋を経営していたとされる点です。火災の対象は向口の店舗だけではなく、複数の飲食店が入居する雑居ビル全体でした。店の営業状況、建物や店内の設備、火災保険の契約内容、火災後に発生した損害との関係が、今後詳しく調べられることになります。
警察は、向口が保険金目的で火を放った可能性を視野に捜査しています。これは現時点で動機が確定したという意味ではなく、保険金を受け取ったのか、受け取る予定があったのか、契約内容と実際の損害がどう結びつくのかを確認している段階です。保険金目的の放火と立証するには、契約や請求の事実だけでなく、放火との結びつきを裏付ける証拠も必要になります。
出火方法と保険金の有無が今後の焦点
今後は、向口がどのような方法で火をつけたのか、火災が広がることをどの程度認識していたのかが調べられます。出火場所の状況、現場に残された物、周辺の防犯カメラ、向口の当時の移動経路などを突き合わせることで、供述の具体性や裏付けが検討されることになります。本人が容疑を認めているとしても、刑事手続きでは客観的な証拠との一致が確認されます。
また、保険契約の名義人や補償対象、請求の有無、火災前後の経営状況も焦点です。報道で保険金目的の可能性が示されている一方、金額や実際に保険金が支払われたかどうかは、現段階で公表されていません。動機の全容も明らかになっていません。
送検時の報道写真と顔画像・プロフィール
UHBの記事には、向口が警察官に付き添われて送検される場面の報道写真が掲載されています。写真ではフードやマスクで顔の大部分が隠れており、顔立ちを確認できる写真ではありません。

向口洋昭の顔画像は、現時点で主要報道やX上で確認されていません。勤務先の詳細や経歴が分かる公開プロフィールも公表されていません。警備員という現在の職業と、当時は居酒屋を経営していたという経歴は報道で確認されています。
まとめ
向口洋昭は、2025年11月に旭川市3条通6丁目の雑居ビルへ火を放ち、建物を全焼させた疑いで逮捕・送検されています。本人は「火をつけました」と容疑を認めているとされ、警察は防犯カメラの解析などから関与を強めました。自身が経営していた居酒屋が入るビルだったことから、保険金目的の可能性、保険契約や受け取りの有無、火をつけた方法が今後の焦点です。現時点では、顔画像や詳しいプロフィール、動機の全容は明らかになっていません。
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