雨田祖世子(76)は、青森県内の50代男性から現金500万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕されました。大阪府堺市の会社役員で、警察は特殊詐欺グループの「出し子役」とみています。雨田は現金を引き出したことは認める一方、詐欺については否認しています。
被害にあった男性は、LINEで「指定した口座に現金を振り込めば投資で利益が得られる」という趣旨のメッセージを受け取り、実際に500万円を振り込んだとされています。現金の振込期間は2025年7月20日ごろから8月2日までです。
雨田祖世子が逮捕された事件の内容
逮捕容疑は、雨田が2025年7月20日ごろから8月2日までの間、氏名不詳者らと共謀し、青森県内に住む50代男性にLINEで投資利益をうたう虚偽のメッセージを送り、指定口座へ現金500万円を振り込ませてだまし取ったというものです。
被害男性が受け取ったのは、指定口座へ送金すれば投資で利益が得られるという内容でした。投資話を信じてお金を振り込んだ後、雨田が関わったとされるのは、口座から現金を引き出す段階です。連絡を取り合って送金を促す役割と、振込後の資金を動かす役割が分かれていた点が、今回の事件で警察が「出し子役」とみている理由につながっています。
雨田は、現金を引き出したことについては認めています。一方で、詐欺については否認しています。現金を引き出したという行為の説明と、投資話がうそだと知っていたか、ほかの人物とどのような意思連絡があったかという点は別の問題です。警察は共犯者や余罪についても調べを進めています。
被害が対象とされた期間は2025年7月下旬から8月上旬で、逮捕が発表されたのは2026年11月5日です。振込先や関係者の特定など捜査が続いた後に、現金を引き出した役割が疑われる人物の逮捕に至った形です。警察が調べる対象は雨田の行為だけに限らず、LINEで投資話を送った人物、口座の管理者、資金の受け渡しを指示した人物など事件に関わった人々へ広がっています。
雨田祖世子のプロフィール
| 氏名 | 雨田祖世子 |
|---|---|
| 年齢 | 76歳 |
| 性別 | 女性 |
| 居住地 | 大阪府堺市 |
| 立場 | 会社役員 |
顔画像は?ニュース映像に本人の姿はある?
ニュース記事のサムネイルには、スマートフォンを操作する手元が映っていて、雨田本人の顔は確認できません。今回の検索結果には、雨田の顔画像や逮捕時に本人が写る報道写真は見当たりませんでした。報道で公表された人物情報は、76歳の会社役員で大阪府堺市に住む女性という内容です。
「出し子役」とは何をする役割?
「出し子」は、特殊詐欺グループが被害者からだまし取った金銭を、金融機関の口座などから引き出す役割を指します。被害者と電話やSNSでやり取りをして振込を促す人物とは別に、振り込まれた資金を現金化する役割を分担する例があります。警察庁は、特殊詐欺グループが受け子や出し子のほか、指示役、回収・運搬役、リクルーターなどに分かれて活動する実態を説明しています。
今回の事件では、警察は雨田を出し子役とみて、共犯者や余罪を調べています。つまり、現金を引き出した人物の逮捕によって捜査が終わったわけではなく、振込を求めたメッセージを誰が送り、資金の行き先を誰が決め、引き出された現金がどこへ運ばれたのかが事件の全体像を解くうえで焦点になります。
LINEで投資利益をうたう詐欺の手口
警察庁は、SNS上で投資話を持ちかけ、LINEなどへ誘導し、株や暗号資産で利益が得られるとうたって金銭を振り込ませる手口を「SNS型投資詐欺」と説明しています。今回の容疑でも、被害男性はLINEで投資利益を示すメッセージを受け、指定された口座に送金したとされています。知らない相手から利益を約束されたり、投資金として指定口座への振込を求められたりすることが、被害につながる入口となっています。
警察庁の2026年上半期統計では、SNS型投資詐欺は全国で5,893件が認知され、被害額は797億9,000万円でした。前年同期から認知件数は3,020件、被害額は444億9,000万円増えています。LINEなどのSNSを使った投資の誘いが続いていることを示す数字です。今回の被害額500万円も、個別事件として大きな金額ですが、同様の手口による被害は全国各地で起きています。
警察庁は、知らないアカウントからのもうけ話、投資グループへの招待、投資アプリの導入を勧める連絡などを注意点として挙げています。投資で利益が出ているように画面上で見せる場合もありますが、実際に出金できるかどうかを確かめる前に追加の送金を求められる手口も説明されています。身近な人の名前や実在企業を名乗っていても、連絡先の表示だけで投資話の正しさが確認されたことにはなりません。
今後の捜査で焦点となる点
この事件では、被害男性がLINEで投資利益をうたうメッセージを受け、現金500万円を指定口座へ振り込んだこと、雨田が現金を引き出したことを認めていること、詐欺については否認していることが明らかになっています。警察は、氏名不詳者らとの共謀や余罪の有無を含め、金銭の流れと関係者を調べています。
逮捕された段階では、容疑について有罪判決が確定したわけではありません。今後は捜査機関が集める証拠や関係者の説明を通じて、投資話の送信から振込、現金の引き出しまでに誰がどのように関与したのかが明らかになるかが焦点です。
引用



